一般名:エルデカルシトールカプセル(活性型ビタミンD3製剤)
先発品:エディロール
後発品:なし
<予想される疾患>
・骨粗しょう症
<服薬指導>
「カルシウムの吸収を促進させて、骨を丈夫にしてくれるお薬です。」
・DO処方の場合
「使っていて、食欲が落ちたり、体がだるくなることはありませんか?」(高Ca血症の確認)
Q.日光にあたる必要ありますか?
A.よくご存知ですね。市販のサプリメントや食品から摂れるビタミンDは日光を浴びることで、よく働くように変化するのですが、この薬は最初からよく働く状態のビタミンDなので、特に日光を浴びることを意識する必要はありません。かと言って、必要に日差しを避ける必要もないので、あまり気になさらず。
→詳しい方はビタミンDのサプリメントなど使っている可能性あるため、重複投与に注意
[へー!そうだったんだ!]活性型ビタミンD3製剤 ワンアルファ(アルファカルシドール)との違い
効果の強さ:エルデカルシトール>アルファカルシドール
アルファカルシドール改良して開発されたものがエルデカルシトール。カルシウムの吸収を促進する作用に加えて、骨吸収(骨が分解されること)を抑える効果が6〜7倍高い。 ワンアルファは、小児、腎臓の機能が低下している方にも処方され、効能効果が幅広い。一方、エディロールは適応が骨粗しょう症のみであり、妊婦、妊娠している可能性のある婦人又は授乳婦に禁忌。
[へー!そうだったんだ!]中身は液体!?
エディロールカプセルの硬い膜を割ると中は液体。
[へー!そうだったんだ!]エディロール0.5 µgは初回処方されない
エディロールカプセル0.5 µgは、エディロールカプセル0.75 µgを服用中に血中Ca濃度が上昇した場合のみに処方されるため、基本は初回処方はしない。
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