レボフロキサシン錠


成分名:レボフロキサシン水和物(ニューキノロン系抗菌薬:濃度依存型抗菌薬群) 

先発品:クラビット錠 

後発品:レボフロキサシン錠 

 

<予想される疾患>

・感染症
 


<服薬指導> 

「抗生剤です。感染の原因となった細菌の増殖をおさえ、殺菌作用を示します。」 

「途中でやめずに、○日間しっかり飲みきってください。」 

「抗菌薬を使っていると腸内細菌が減って、お腹が緩くなってしまう人がいます。もし、お腹を下したりした場合には消化の良いものを食べたり、市販のヨーグルトやヤクルトなどで腸内細菌を補充してあげてください。」


 ・腎機能低下患者の場合の用法用量

20≦Ccr<50:初日500mgを1回、2日目以降 250mgを1日に1回投与する。 

Ccr<20:初日500mgを1回、3日目以降 250mgを2日に1回投与する。 

参照:レボフロキサシン服薬指導箋 腎機能低下患者 (東和)



Q.なぜ飲みきる必要があるの? 

A.飲みきらないとぶり返してしまうことがあります。更に薬に対して耐性を持つ菌が生まれてしまいます。
多くは抵抗力のない菌なので、2日程度服用すれば大抵の菌がやっつけられ症状も治まることが多いです。しかし突然変異で抵抗力を持った菌は、5日や7日と続けて飲まないとやっつけられない場合があります。



 [へー!そうだったんだ!]抗生物質と抗菌薬の違い
抗菌薬とは細菌を壊したり、増えるのを抑えたりする薬のことを指します。 その中でも微生物が生産した物質を抗生物質と呼びます。完全に人工的に合成されたものは抗生物質ではありません。
  

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