成分名:芍薬(ペオニフロリン)、甘草(グリチルリチン酸)
<予想される疾患>
・急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛、筋肉・関節痛、胃痛、腹痛
・(生理痛)
<服薬指導>
[効能説明]
「こむら返りや腹痛に効く漢方です。」
[服用方法説明]
「食前もしくは食間に水またはぬるま湯で飲んでください。症状があるときのみ服用する薬なので、症状が改善されたら医師または薬剤師に相談してください。」
[副作用注意]
・偽アルドステロン症(顔や手足のむくみ、体重増加、脱力感、嘔気など)の確認
「使っていてむくみなどを感じたら医療機関に教えてください。」
Q. どのくらいの時間で効いてきますか?
A. 芍薬甘草湯は短時間で効果を発揮します。5~15分で効きます。
Q. 効果はどのくらいの時間続きますか?
A. 効果持続時間は4~6時間です。そのため、夜間に足が攣る方は、寝る前に服用し朝方に攣った時にさらにお使いいただいても十分効果を発揮します。
[へー!そうだったんだ!]芍薬と甘草の相乗効果
ペオニフロリン…神経筋シナプスにおいて、Ca2+チャネルからのCa2+イオンの細胞内流入を抑制
グリチルリチン…Ca2+イオン存在下でホスホリパーゼA2を介しK+イオンの細胞内外流出を促進
これらによりアセチルコリン受容体が抑制され、筋弛緩作用を発現する。
甘草の鎮痛作用は単独ではあまりみられないため、相乗効果が考えられている。
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