トフィソパム錠(グランダキシン錠)

成分名：トフィソパム

先発品：グランダキシン錠

後発品：トフィソパム錠

＜作用機序分類＞

自律神経調整剤

ベンゾジアゼピン系誘導体：短時間作用型中枢神経抑制薬

＜予想される疾患＞

下記疾患における頭痛・頭重、倦怠感、心悸亢進、発汗等の自律神経症状

自律神経失調症、頭部・頸部損傷、更年期障害・卵巣欠落症状　（添付文書）

他にもめまい、多汗症の発汗など

＜服薬指導＞

[併用禁忌]

ロミタピドメシル酸塩：本剤がCYP3Aを阻害することにより、ロミタピドメシル酸塩の代謝が阻害される。

[効能説明]

「自律神経のバランスがを整えることで、のぼせ、発汗、頭痛、動悸、イライラ、不安感・を改善します。更年期障害にも使われます。」

[使用方法説明]

「１日３回経口投与してください。」

＜患者からの質問＞

Q. 「どのくらいで効くの？」

A. 「同系統の薬と比較して速やかに効き、速やかに抜けていく特徴があります。1時間程度で効果が出ます。」

＊添付文書：健常成人男子に本剤を経口投与したところ、投与1時間後には最高血中濃度に達し、以後漸減して12時間後には血中からほぼ消失した。

Q. 「眠気はある？」

A. 「同系統の薬と比較すると、眠気は出にくいとされているが、出ないため、ひどく眠気が出た場合は服用を中止して医療機関に連絡するように。」

参考：

元住吉こころみクリニック：ベンゾジアゼピン系抗不安薬の作用時間・効果による使い分け