成分名:イブプロフェン
先発品:ブルフェン錠
後発品:イブプロフェン錠
<作用機序分類>
抗炎症・鎮痛・解熱剤
・NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬):シクロオキシゲナーゼ(COX)の活性阻害→細胞膜のリン脂質がPLA2によって変換されたアラキドン酸からPG合成を抑制し、鎮痛・抗炎症効果を示す。
・プロピオン酸系
<予想される疾患>
解熱、鎮痛
①下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、関節痛及び関節炎、神経痛及び神経炎、背腰
痛、頸腕症候群、子宮付属器炎、月経困難症、紅斑(結節性
紅斑、多形滲出性紅斑、遠心性環状紅斑)
②手術並びに外傷後の消炎・鎮痛
③下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
<服薬指導>
[効能説明]
「解熱、鎮痛、消炎作用を均等にもち、小児でも使用されることのある比較的副作用の少ない薬です。」
[服用方法]
胃腸障害を避けるために、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
「食後投与でない場合は、多めの水で服用するように。」
※その他のNSAIDsとの違い
・小児に適応がある(5~7歳:1日量200~300mg)
①②に対して イブプロフェンとして、通常、成人は1日量600mgを3回に分けて経口投与する。小児は、5~7歳1日量200~300mg、8~10歳1日量300~400mg、11~15歳1日量400~600mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
・子宮移行性が高く、生理痛に適している。
0コメント