塩分と血圧の関係性 「塩分を控えれば血圧は下がる」は嘘!?

<塩分と血圧の関係性〜「塩分を控えれば血圧は下がる」は嘘!?〜>

Q.塩分と血圧の関係はありますか?

A.関係あることもあります。

一般的には減塩することで血圧は下がると言われていますが、血液の塩分濃度と血圧の関係性ははっきりと分かっていません。ある論文では減塩することで予想通り血圧が下がる人もいる一方で、変わらない人や逆に上がってしまう人もいるそうです。

このように食塩感受性が人によって違うようで、日本人は遺伝子的にも食塩感受性が高い人が多いと言われています。

(日本人の80%は食塩感受性が高い遺伝子で、白人はその半分の40%という調査結果も出ています。)

いずれにしても、過度な塩分は腎臓への負担にはなりますので、取りすぎてしまう方は控えていただいたほうがいいです。


[減塩したほうがいい一般的な理由]

塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、結果的に、体内を循環する血液量を増やします。このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。

(メモ書き)

塩分によってA R Bの効果が変わるという論文。夏場は汗で塩分濃度が下がっていくため、A R Bが効きやすいという話もある。


参考文献

https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi1941/57/5/57_5_249/_pdf

http://medical.radionikkei.jp/medical/Jshp/final/pdf/110718.pdf

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