フェキソフェナジン(アレグラ)はグレープフルーツジュースと飲むと効果が下がる
フェキソフェナジンは小腸に発現しているOATP1A2 と OATP2B1を通じて吸収される薬であり、グレープフルーツジュース、リンゴジュース、オレンジジュースはOATP1A2 と OATP2B1を阻害するため、フェキソフェナジンの血中濃度が低下する。
OATP1A2 と OATP2B1 の基質である fexofenadine をグレープフルーツジュース (GFJ) とともに経口投与した際、その area under the plasma concentration time curve (AUC) は 55% に低下することが報告されている。
https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/KO80001001-20205554-0004.pdf?file_id=157139
フェキソフェナジンによる効果実感できていない患者様に対して、グレープフルーツジュース、リンゴジュース、オレンジジュースと同時に服用していないか聞き、そうであれば、水での服用を勧めると良いだろう。
<参考文献>
果物ジュースと薬の飲み合わせ 公益社団法人日本薬学会
https://www.pharm.or.jp/mame/20140202.shtml#:~:text=%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%90%B8%E5%8F%8E,%E3%81%8C%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
医療現場における薬物相互作用へのかかわり方(3)
実験研究および調査研究事例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphcs/44/11/44_559/_pdf
フルーツジュースとの相互作用
https://www.jstage.jst.go.jp/article/faruawpsj/50/7/50_674/_pdf
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